御朱印帳の蛇腹本文紙の不具合について(1)

2016年6月開催以降の御朱印帳のワークショップにおいて使用いたしました「蛇腹本文紙」の一部に、

墨の吸収が不良な奉書紙がありましたので、ご報告いたします。

 

この奉書紙は「やわらがみ奉書紙」という名称の奉書紙ではありますが、墨の吸収という点で
一般の奉書紙と比較して、著しく劣ることがわかりました。むしろプリンタ好適の紙です。

 

我々のワークショップで参加者にご使用いただく奉書紙(蛇腹本文紙)に、この素材タイプが混入しており、

御朱印帳を制作頂いた方から、墨の吸収がよくないのではないかというご指摘を頂きました。

 

そこで在庫している蛇腹本文紙をチェックしたところ、「やわらがみ奉書紙」と、「特選奉書紙みずほ きなり」

が存在し、ご指摘を頂いた方が使用したのがやわらがみ奉書紙と考えられます。

 

ふたつの違いを次の写真でご覧ください。真ん中が青白いのがわかります。

 

次の2つの画像に示すように、墨(墨汁)を垂らして、吸収を比較しました。

墨汁の比較画像です。左がやわらがみ奉書紙、右が瑞穂きなり奉書紙です。

やわらがみ奉書紙は8分経過してもそのままの状態でした。紙の適性がプリンタのインクであるためと考えられます。

対照的に右の生成りの奉書紙は、垂らした瞬間にしみこみました。若干のにじみが見えると思います。

筆先から墨汁をそのまま落としたというイメージですので、このようになります。ただし、裏側への写りはありませんでした。

やわらがみ奉書紙に御朱印を頂いたサンプルです。

墨を乾かす「あい紙」を挟み込んで乾かせようとしたところ、墨と紙が離れず、無理に離したところです。

以上で判明しましたように、やわらがみ奉書紙は合い紙を入れてもなかなか乾きませんので、

今後、ワークショップでの使用、販売を見合わせることにいたしました。

 

ご迷惑をおかけして誠に申しわけありませんでした。