運無し子 開運探し てっくてく。下町日本橋を開運散歩した。
御朱印をもらおうと日本橋七福神巡り。スタートは地下鉄人形町駅A3出口である。
人形町の路地には侮れない魅力がある。ビールケースがいい味だ。
最初に訪れた末廣神社で女性の神主さんの御朱印が余りに丁寧なので、つい招き猫を求めた。
招き猫のかわゆさに感動した。
次に訪れた松島神社は高層ビル1Fの都市型神社。
高齢化社会、神様にもエレベーターは必要である。
水天宮の交差点を渡り茶ノ木神社へ。狐の顔が印象的である。
コンコン。
そこから路地に入ると整体の店があった。
痛みとは本人が作っているって、知っていました?
知っているサ。姿勢や習慣、心…その複合体が背骨や腰の痛みになる。
でもそれが生きるってことだ。
痛みの無い人生なんて退屈だ。
なあんて強がってもイタい人生は痛い。それが今いたく身にしみる。
痛さを振り切って小網神社へ。
神社と暮らしの絶妙な配分の建築である。手水がまたいい。
人形町の交差点の方に向かい、路地を真っ直ぐゆくと椙森神社がある。
呼び鈴を押すと芥川龍之介みたいな神主が出て来た。御朱印を頼むのはまるでサインだ。
なぜかこの神社だけ遠いんだ。日本橋馬喰町の薬研掘不動院まで歩いた。
絶妙な路地がそこかしこにあった。
ビルの布団も侮れない。
電線にがんじがらめの東京スカイツリー。
薬研掘不動院は川崎大師の別院とある。
現代の石段というべき建築である。
隈研吾だろうか?(ウソです…)
隣接のマンション1Fにある勾玉である。御利益がありそうなので撫でた。みんな撫でてるみたい。
ぐるりと道を戻り寳田恵比寿神社へ。ハテな、見たことがあるぞ…
べったら市の神社である。
思い起こせばこの近所の汚いビルでぼくは社会人をスタートした。
あれから三十年、人生ぐるぐるした。
体に老いを積み、酸っぱい罪を背負い、いまだに希望と絶望の間をさまよっている。
七福神は人生散歩。
神様に大切な人の健康と幸せを祈るのは大切だが、
人生をどう生きてきたか?
これからどう生きるか?
省察できるのが一番の御利益である。
ところで今日の散歩を地図に線を引いた。
すると!最初に行くべき笠間稲荷神社を忘れてた…不動院は七福神ではなかった(^^; …
御利益が減らないようにお祈りしよう。