紙一重にこだわる。

職人坂井がつくる手製本の御朱印帳。そこにあるのは製本の伝統を守る矜持、

いや意地と言った方がいいかもしれない。

先代(父)もまた製本の技を極めていた。親子で継いだ製本所が源流にある。

職人坂井と一緒に手製本の御朱印帳を作る悦楽は、伝統と丁寧さに支えられている。

本文紙は一枚一枚手貼りで蛇腹に仕上げ、天と地の小口をすっぱりと断裁して、

歪みなく蛇腹が開くように心を配る。

表紙は反りを出さないように、糊の量を季節によって考えるキメの細かさがある。

もちろん紙とクロスを貼る時には最適な糊の種類を考える。

表紙の型紙となる黄ボールは、使う人が手に持って開閉をするときに滑らかになるように、角を落とす加工をする。

本文紙と表紙の貼りでは、見返しの凹凸を減らすために、凹部に紙を入れ込む丁寧さ。

そこには、箪笥の裏の加工も手を抜かない家具職人に通じるものがある。

貼る表紙は和紙、洋紙にとどまらず、裂地では反物や手ぬぐいに至るまで、新機軸を考える。

先代(父)もまた製本の技を極めていた。親子で継いだ製本所が源流にある。

職人坂井と一緒に手製本の御朱印帳を作る悦楽は、伝統と丁寧さに支えられている。